今回ご紹介する本はサイコサスペンスなミステリー小説『噂』になります。
このお話はあらすじにもありますが、一つの販売戦略として流された噂が現実のものとなり事件が発生してしまいます。
この事件がかなりのサイコパス。
噂はミリエル社の香水をつけないと足首を切られる事件に巻き込まれるというものなのですが、実際に足首のない死体が発見されるのです。
もちろん香水を付けているからといって助かるわけでもありません。
いやぁ、足首を切られるってやばいですよね。
そんな事件を解決する警察側の人間としては、女子高生の子供をもつ元本庁勤務の刑事の小暮と若手キャリアの女性警部補の名島。
この2人が捜査本部の方針に従わずに独自で調査を進めていくのですが、かなりのいいコンビなんですよね。
この2人の関係性もかなり好印象でした。
また、女子高生の子供をもつ小暮としては毎回自分の娘が被害者になっていないか心配しながらも事件に挑んでいく。
家族思いなところも良いぞ小暮!
ぜひ小暮には幸せになってほしいです。
その辺どうなるかは置いといて。(読めばどうなるかの想像はできるかな)
最後まで目が離せないサイコパスなミステリー小説ってことは間違いありません。
気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
価格:825円 |
あらすじ
「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。
香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。
口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。
販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。
衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。