今回ご紹介する本は2022年12月23日より劇場アニメ化されたファンタジーミステリー小説『かがみの孤城』になります。
このかがみの孤城は2018年本屋大賞を受賞し、それ以外にも数々の賞を受賞している作品なんですよね。
■受賞歴
○2018年本屋大賞 第1位
○ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR2017【小説部門】 第1位
○王様のブランチブック大賞2017 大賞
○埼玉の高校図書館司書が選んだイチオシ本2017 第1位
○第11回神奈川県学校図書館員大賞(KO本大賞) 大賞
○熊本県学校図書館大賞2017 大賞
○2017年啓文堂書店文芸書大賞 大賞
○第6回ブクログ対象小説部門大賞【小説部門】 大賞
〇ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR2021【文庫部門】 第1位
そしてAmazonの評価も4040件で⭐︎4.5という高評価ぶり。
これは読みたくなってしまいますよね。
ということで、読み始めたのですが、気づいたら上下巻読了していました。
ゆっくり読んでいたかと思うのですが2週間で読み終わっていた。
そんな気がつくと読み終わってしまっている小説『かがみの孤城』をご紹介いたします。
ネタバレを最小限にするため、うっすい感想になっていますけど、面白かったんですからね。
謎解きの展開が素晴らしく、感動や納得感、爽快感が満ち溢れる圧巻のラストでした。
プロローグから引き込まれ、中学生の感性が見事に描かれている点も魅力的でしたね。
登場人物の心情や会話のリアルさによって、途中で設定を予想しつつも面白さを堪能できたって感じです。
登場人物たちの心情や問題に対する描写がしっかりと描かれていることにより、大人も子供に寄り添うことの大切さを感じさせる内容でした。
つまりは子供が読む本としても良いのではないかな。
現実離れした設定ではありましたが、仕掛けとしての謎解きだけでなく、人物同士の変化や心情描写にも心を動かされた。そんな一気読みしてしまう作品でしたね。
ネタバレを避けた結果、すごいざっくりとした感想ですが、面白いこと間違いなしなので、気になった方はぜひ読んでみてください。
今度は映画も観てみようかな。
かがみの孤城 上 (ポプラ文庫 日本文学 421) [ 辻村 深月 ] 価格:858円 |
かがみの孤城 下 (ポプラ文庫 日本文学 422) [ 辻村 深月 ] 価格:858円 |
あらすじ
あなたを、助けたい。
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。
輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。
そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。
すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。
一気読み必至の著者最高傑作。