今回紹介するのはミステリー小説『此の世の果ての殺実』になります。
第68回江戸川乱歩賞受賞作で、史上最年少の選考委員満場一致作品だそうです。
これは絶対面白い作品に違いないですよね。
私はほんタメというYouTubeで知ったのですが、(本自体は本屋さんで何度も見かけましたよ)ここでの紹介に惹かれるものがあり購入しました。
以下の本の紹介のあらすじにも記載しているのですが、世界観が魅力的なんですよね。
なんと、地球に隕石が落ちてきて、人類が滅亡する。そんな中で起きた殺人事件!
その事件を自動車教習所の先生と生徒が解決するというどんな状況だよってツッコみたくなるストーリーなんですよね。
そして、個人的な見どころとしてはこんな絶望的な状況に陥った人々の行動が様々に描かれているところ。
自殺する人もいれば隕石落下地点からできるだけ離れようとする人も。
自分だったらどう行動するかなとも考えてしまいますよね。
ミステリー小説としてはどんでん返し要素が弱めだったのですが、引き込まれる世界観が最高だったので、小難しいミステリーが苦手な人にも読みやすいのではないかな。
不思議な世界に浸りたい方はぜひ読んでみてくださいね。
価格:1,815円 |
価格:1,716円 |
本の紹介
受賞・ノミネート
第68回江戸川乱歩賞受賞
あらすじ
滅びゆく世界に残された、彼女の歪んだ正義と私の希望
正義の消えた街で、悪意の暴走が始まった
小惑星「テロス」が日本に衝突することが発表され、世界は大混乱に陥った。そんなパニックをよそに、小春は淡々とひとり太宰府で自動車の教習を受け続けている。小さな夢を叶えるために。年末、ある教習車のトランクを開けると、滅多刺しにされた女性の死体を発見する。
教官で元刑事のイサガワとともに、地球最後の謎解きを始める。