DYblog

トレンドアイテムや投資関係など幅広く紹介。

サイバーセキュリティに関する取材記

社会人や投資をやっている方は経済のトレンドニュースは押さえておきたいですよね。ということで、Yahooニュースの現時点の経済トレンドニュース1位の記事を簡単にまとめましたのでご紹介いたします。

■今回のニュース
2月上旬から、筆者は取材のためにイスラエルパレスチナ自治区ガザ周辺を訪問した。その取材で知り合った外国人記者が、現場で重そうなバックパックを背負っていたので話しかけると、「海外出張は多いけど、どこに行ってもPCなどデジタルデバイスは怖くてホテルに置いておけないんだ」と言う。

実はサイバーセキュリティやインテリジェンスを取材・研究している筆者も、その「習性」は同じだ。どこへ出張に行ってもPCなどは常に持ち歩いている。そして最近、そんな習性が正しかったことを改めて確認させられる情報が飛び込んできた。ある日本政府関係者が言う。「まだ公表されていないが、昨年、中国に出張に行った中央省庁の職員3人が情報窃取工作の被害を受けたとして最近話題になっている」

その話を詳しく聞いていくと、手口は非常に巧妙だった。これは日本の政府関係者や自治体関係者、そして民間企業のビジネスパーソンらにとっても人ごとではないと言える。そこで、反面教師として今後の対策に役立ててもらうためにも、その詳細をじっくりと見ていきたい。

重慶市で「事件」は起きた。3人が中国出張に行ったのは、2023年10月中旬のことだった。今の時代、出張中であってもPCは欠かすことのできないものだ。3人は所属組織で使っている業務用の端末を出張に携行した。中国のいくつかの都市を回っていたが、訪問先の一つだった重慶市で「事件」は起きた。昨今、世界各地で起きている情報収集工作や犯罪行為を目的としたサイバー攻撃、ハッキング事件が広く報じられている。特に、機密情報を扱う政府高官や軍関係者、さらに裏情報を扱うジャーナリストなどは、出張先でもPCなどデジタルデバイスの扱いについてはかなり警戒しており、ホテル内であっても放置しないよう対策している場合が多い。

中国出張をしていた日本の職員3人が、そういう実態を知っていたのかどうかは分からない。だが3人とも、重慶市で滞在中に、見事に不審なマルウェア(ウイルスなどの不正なプログラム)を埋め込まれていたことが判明した。というのも、その出張の途中で、もともとPCにインストールされていたマルウェア対策ソフトが不審なファイルを検知したのである。3人はその後、PCにはほとんど触らず、帰国後に徹底した調査が行われた。

■今回のニュースの概要

昨年、中国出張に行った中央省庁の職員3人が情報窃取工作の被害を受ける。
中国の重慶市で出張中、不審なマルウェアが埋め込まれる。
出張先でマルウェア対策ソフトが不審なファイルを検知し、被害者はPCに触らずに帰国後に調査。

今回のニュースの概要はこんな感じでした。ランキング1位の記事なのでどこかで話題になるかもなので、概要だけでも知っておきましょう。また、毎日12時に経済トレンドニュース1位の記事の概要を紹介していきますので、明日もぜひご覧ください。

■本記事を詳しく知りたい方は下記URLより元ニュースをご確認ください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2efb6a38912abb84658cf28f80c85fb133e10282