今年より実績報告の頻度を週ごとから月毎に変更しました。
毎週報告してもそんなに変化がないですしね。
といことで、今月の出来事から振り返りです。
★アメリカの雇用統計(1月発表分)
■ 非農業部門雇用者数
予想:20.1万人 結果:22.3万人
■ 失業率
予想:3.7% 結果:3.5%
■ 平均時給(前月比)
予想:0.5% 結果:0.3%
■ 平均時給(前年比)
予想:4.9% 結果:4.6%
雇用者数や失業率より想定外に人手不足が続いているようです。
一般的に金利を上げると雇用者数の減少や失業率が上昇するので、この状態だとまだ人件費が下がらず、引き続きインフレになる可能性ありですね。
ただ、平均時給は予想より上昇率は低かったので、確実にインフレは収まりつつはあるというところですね。
★アメリカの消費者物価指数
■前月比CPI
予想:-0.2% 結果:-0.1%
■前年比CPI
予想:6.5% 結果:6.5%
■前月比コアCPI
予想:0.4% 結果:0.3%
■前年比コアCPI
予想:5.7% 結果:5.7%
ほぼ予想通りの結果でした。
今までの7〜8%台の上昇率から考えるとかなりインフレが収まってきた印象ですね。
このペースであれば金利引き締めも早期に終了するのではないかと期待できる結果でした。
★日本の消費者物価指数
■CPI
前回:3.8% 予想:4.0% 結果:4.0%
■CPI(生鮮食品を除く)
前回:3.7% 予想:4.0% 結果:4.0%
■CPI(生鮮食品、エネルギーを除く)
前回:2.8% 予想:3.1% 結果:3.0%
ほぼ予想通りの結果でしたが、安定した物価上昇になってきました。
エネルギーで1%の物価を上昇させてるのもえげつないですよね。
★日銀の政策決定会合
1月の日銀の政策決定会合では、イールドカーブコントロールの撤廃や長期金利の許容範囲拡大の可能性があると噂されていましたが、結局現状維持で政策変更はありませんでした。
今年の3月、4月の日銀総裁変更時に大きく動きそうです。
★アメリカの雇用統計(2月発表分)
■ 非農業部門雇用者数
予想:18.5万人 結果:51.7万人
■ 失業率
予想:3.6% 結果:3.4%
■ 平均時給(前月比)
予想:0.3% 結果:0.3%
■ 平均時給(前年比)
予想:4.3% 結果:4.4%
2月発表分(1月分)は予想を裏切り強い数値が出ました。
雇用者数が爆発的に伸び、失業率も0.2%も低い結果だったので、ドル円が大きく円安に動きましたね。
この流れだとアメリカの政策金利の動きにも影響が出るかもしれないので、一段の円安に要注意かもですね。
では、今月のループイフダンの実績を報告いたします。
目次
ループイフダンとは
アイネット証券で使える FXの自動取引ツールになります。
為替には必ず波があり、有名な通貨ペアであれば基本的に上げ下げを繰り返すと言われています。
この波を利用した自動取引がこのループイフダンですね。
簡単に言うと一定間隔ごとに買いor売りを繰り返し、利益が出たら清算するという仕組みです。
そのため、設定はどの通貨ペアでどれくらいの間隔にするかを決めるだけですね。
例:NZD/JPYの場合
過去10年の値幅は57.956円〜94.082円。
現在のレートは78円とします。
1円の値幅の買いループイフダンをすると、78円で1ポジション購入。
77円に下がった場合は追加で1ポジション購入。
79円になった場合は78円で購入したポジションを精算して1,000円の利益とし、新規で79円のポジションを購入します。
このように、波があればポジションを購入して清算してを繰り返してくれるので基本放置でお金が増えていくということですね。
ただ、購入できるポジションの量などは入金額で決まってしまうので、無理な量を取引するのはやめましょう。
※入金額に対し、取引量が多い場合、強制清算されて損失を被る場合があります。
各通貨ペアの特徴
NZD/JPY(ニュージーランドドル円)
スワップポイントが大きいと言われる通貨ペアです。
買いポジションだとプラスですが、売りポジションだとマイナスが大きいため、売りのループイフダンは非推奨と言われています。
ボラリティについてですが、1日、1週間などの短期で見ると大きいと感じますが、長期的にみると他の通貨ペアと比べて小さめの変動幅となっています。
EUR/GBP(ユーロポンド)
ユーロとイギリスポンドの通貨ペアになります。
国が近いこともあり安定した動きが見込まれますが、スワップポイントが売りだと結構つきます。
ボラリティは小さめなので、リスクが少ない通貨ペアと言われています。
AUD/NZD(オーストラリアドルニュージーランドドル)
オーストラリアとニュージーランドの通貨ペアとなります。
スワップ差も少なく、ボラリティも少ないので安定した動きになっています。
1.0を割り込む確率がかなり少ないため、近づいてきたら買いのループイフダンを入れれば必勝なのではないでしょうか。
USD/CHF(ドルスイスフラン)
アメリカドルとスイスフランの通貨ペアになります。
過去10年のボラリティは狭く、ループイフダンに適していますね。
ただ、スイスフランは過去にスイスフランショックを起こしているので、今後もショックが発生する可能性を考慮して余裕を持った資金管理が推奨されます。
通貨ペア・投資額(設定)
取引通貨ペアの設定
色々と検証した結果、値幅を広げて少ない取引量を基本としつつ、高値圏・安値圏で狭い値幅のループイフダンで行っていくのが安定しそうなので、その方法を試しています。
初期投資額
2020年4月20日開始:10万円
2020年4月27日追加:30万円(累計40万円)
2021年9月13日追加:15万円(累計55万円)
損益状況および口座残高
保有ポジションの損益状況
口座内残高
ループイフダン実績
月別の実績
月 | 確定利益 | 累積確定利益 | 評価損益 | 累積確定利益+評価損益 |
---|---|---|---|---|
1月 | 11,847円 | 297,219円 | -187,330円 | 109,889円 |
年始 | - | 285,372円 | -148,747円 | 136,625円 |
今年の通貨ペア別の実績
通貨ペア | 今月の確定利益 | 累積確定利益 | 評価損益 | 累積確定利益+評価損益 |
---|---|---|---|---|
NZD/JPY | 5,957円 | 5,957円 | -8,050円 | -2,093円 |
AUD/NZD | 5,890円 | 5,890円 | -14,818円 | -8,928円 |
EUR/GBP | 0円 | 0円 | -164,462円 | -164,462円 |
USD/CHF | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
※評価損は前年より引き継ぎです。
年間実績
年 | 元金 | 累計確定利益 | 評価損益 | 年間利益 | 年間利回り |
---|---|---|---|---|---|
2022 | 550,000円 | 29,984円 | 23,640円 | 53,624円 | 9.750% |
2021 | 550,000円 | 175,373円 | -127,112円 | 48,261円 | 8.774% |
2020 | 400,000円 | 80,015円 | -45,275円 | 34,740円 | 8.685% |
合計 | 550,000円 | 285,372円 | -148,747円 | 136,625円 | 24.841% |
※2021年以降は前年からの差分にて計算。
※2022年は評価損解消のため確定利益減
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