神戸・北野異人館街にある『洋館長屋』は、一歩足を踏み入れた瞬間からまるでフランスへ旅に出たかのような感覚に包まれる、とても印象的な洋館です。 その独特の建築と展示の世界観は、見て、感じて、驚きの連続!今回は、そんな洋館長屋の魅力をご紹介します。

左右対称のアパルトマンに注目!
まず外観からしてユニークなこの洋館長屋。明治41年(1908年)に建てられた旧ボシー邸で、もともとは外国人向けのアパートとして設計された建物です。
白いオイルペンキが塗られた外壁、左右対称の構造、玄関が向き合うように配置された可愛らしいフォルムに思わずうっとり。鎧戸やカラーアクセントも効いていて、時代を超えてその美しさを今に伝えてくれています。
神戸市の指定伝統的建造物にも選ばれており、歴史的価値も高い建物です。
フランス芸術が詰まった幻想空間
館内に入ると、そこは“芸術の都パリ”の香り漂う異空間。華やかな家具や繊細な食器が並ぶクラシカルな展示に心を奪われていると…突然、空間が一変!
部屋ごとにまったく異なる雰囲気が広がっていて、立体なのにまるで2次元の絵の中に入り込んだような空間や、鮮やかすぎるほど装飾的な部屋、不思議な造形のオブジェなど、想像を超える演出に「え、同じ建物の中!?」と驚かされます。
一見すると美術館のようでいて、どこか幻想的。訪れるたびに新しい発見があり、何度でも足を運びたくなる魅力があります。

名品の数々に見とれる
展示されている調度品も一級品ばかり。 アール・ヌーボーを代表するエミール・ガレ、ドーム兄弟、ミューラー兄弟といったガラス工芸の巨匠たちの作品が並び、その繊細さと美しさには息を呑みます。

また、ナポレオン時代の家具や19世紀末の“ルイ・ヴィトン”の船旅用アンティークトランクなど、歴史好きにはたまらない逸品も。

中でも印象的だったのが、花びらのような形をした真っ赤なソファ。アール・ヌーボー時代の独創的なデザインが空間を彩り、一気に異世界に引き込まれるようでした。
基本情報
- 施設名:洋館長屋(旧ボシー邸)
- 住所:〒650-0002 神戸市中央区北野町2丁目3-18
- アクセス:JR・阪急「三宮駅」から徒歩約15分
- 入館料:大人550円、小人110円(※税込) ※中学生以上は大人料金、小学生以下は小人料金。幼児は無料。小学生のみでの入館は不可。
- 公式サイト:https://kobe-ijinkan.net/france/
おわりに
『洋館長屋』は、フランスの美意識と不思議な感性が融合した、アートでいっぱいの異人館。 芸術に浸りたい方、少し不思議な体験をしたい方にはとてもおすすめのスポットです。神戸を訪れた際は、ぜひこの唯一無二の空間を体感してみてくださいね。
