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【BOOK】面白ければなんでもOK!メフィスト賞受賞作10選をご紹介!

今回ご紹介する小説はあのメフィスト賞を受賞した作品10選になります。

ミステリー小説が多いのですが、それ以外の変わり種で面白い小説もたくさんありますので、気になる本がありましたらぜひ読んでみてくださいね。

メフィスト賞とは

メフィスト賞は新人作家や未発表の作品を対象にし、受賞作は商業出版されることが特徴で、受賞者には賞金と共に、作家デビューのチャンスが提供されます。

また一度に1つだけ受賞作品が選ばれるわけではなく、面白ければ全ての作品が受賞することもあります。

面白ければ即書籍化のすごい賞ってことですね。

おすすめ10選

ゴリラ裁判

タイトルのとおり、ゴリラと裁判が主軸で話が展開されていく小説になります。

ゴリラと裁判と聞くと、動物保護の話とかなのかなと想像するかと思いますが、1ページ目から衝撃的な展開で始まるのです。

ゴリラ裁判。そう、ゴリラが原告側で裁判を起こすお話なんですよね。

もうこの時点で意味がわからないかと思いますが、ゴリラが夫を殺されたことで動物園を相手に裁判を起こすところから始まります。

どうやって意思疎通をするのかなどは小説をご覧いただければわかるのですが、このゴリラの裁判に至るまでの生活や実際の裁判、そしてその後の生活を描くことで、人間や動物のあるべき姿や存在についての疑問を読者に問いかけるそんな哲学的な小説になっていました。

哲学的と言ってもお堅いお話ではないですよ。主人公はゴリラだし。

一風変わったゴリラと裁判のお話。
これを読めば、ゴリラや動物、そして人間についての考えが変わるかもしれないですね。

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恋都の狐さん

こちらは古都である奈良が舞台のお話になります。

主人公は彼氏が欲しい女子大生で、たまたま行った豆まきで狐の面を被った人(狐さん)と出会うところからストーリーが展開されていきます。

基本的に主人公の女子大生目線で話が進んでいき、狐さんと知り合いの揚羽さんの関係性を絡めてドタバタなお話なのですが、主人公の心情や表現が丁寧に描かれていて、また情景描写も綺麗なので頭の中でイメージしやすかったかな。

がしかし一部謎展開があったのと、最後の終わり方はちょっと物足りなかったりしましたが、これを含めてメフィスト賞なのかな。

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6枚のとんかつ

この小説は保健調査員が主人公の短編のミステリーが集められているものになります。

ミステリーの要素は本格的なものから視点を変えると簡単にわかるものまで、幅広い感じでした。

このミステリー要素のレベルが異なるものを1つの短編集に入れ込むあたりもメフィスト賞って感じですよね。

あと、ストーリーもちゃんとあるのですが、まぁくだらない感じでした。

普段とはちょっと違う謎は本格的だけど、ストーリーは緩く短い作品なので、とても読みやすかった印象ですね。

気軽にミステリーを読みたい方におすすめです。

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スイッチ 悪意の実験

この小説は一風変わったアルバイトのお話になります。

アルバイトの内容はスイッチ1つで見ず知らずの家族が破滅する。それを押す権利を与えられ、約1ヶ月間過ごすというものになります。

もちろん押さずに終わってもお給料は支払われ、金額もかなり高額だったりします。

純粋に考えたら押さずに終わってしまうんじゃないかなと思いますよね。

がしかしこの実験から紆余曲折話が展開されていき、ページを捲るのが止まらなくなってしまうのです。

もし自分がこの実験に参加してたらって想像するとね。

普通に面白かった作品でした。

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○○○○○○○○殺人事件

こちらの小説は一風変わったミステリー小説になります。

タイトルの○○○○○○○○は伏せ字で、本ミステリーを表したことわざが入りますね。

そう、それを予想しながら、そして犯人も予想しながら読み進めることができるミステリーになります。

個人的には本人はなんとなく分かりましたが、このことわざはわかりませんでしたね。

犯人も明確にこの人だ!とはならずって感じでしたが、細かくしっかりと読んでいけば辿り着ける作品になります。

最後には意外などんでん返しもあり、読みやすい作品でした。

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#柚莉愛とかくれんぼ

この小説は売れないアイドルが主役のアイドルとしての葛藤や闇の深さ、どろどろした話が展開されていく物語になっています。

タイトルのハッシュタグ柚莉愛とかくれんぼはこのストーリーの主軸となる出来事のきっかけであり、この出来事から急展開を迎えていくのです。

最後まで一気に話が進んでいき、えっ!?という終わり方が印象的なそんなお話となっていましたので、気になる方は読んでみてくださいね。

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線は、僕を描く

こちらの小説は水墨画を描く芸術家のお話になります。

水墨画って実際に見た経験は少ないですよね。
美術館や博物館とかにあるイメージで、最近の水墨画自体あるのかすら知らないほどマイナーな芸術な気が個人的にはしています。

そんな水墨画の展覧会の設営のアルバイトをしていた大学生が主人公になります。

法律を学んでいた大学生がこのアルバイトをきっかけに水墨画の世界に入っていく。

そして、水墨画の世界を通して、自分の人生や命の尊さについて学んでいくそんなお話ですね。

主人公の才能が開花する成り上がり系に近い展開なので、読んでいてわくわくドキドキするし、サクサク読めてしまいました。

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コンビニなしでは生きられない

こちらの作品は日常ミステリーものになります。

コンビニで働くフリーターの男の子が主人公で、そのコンビニに新人クルーとしてやってきたミステリー好きの女子高生と出会うことでストーリーが展開されていきます。

主人公のフリーターは過去に色々あって学校を辞めてしまい、少しネガティブな性格なのですが頭のキレが良く、コンビニで起きる謎をどんどん解決していくのですよね。

また、女子高生の可愛らしい感じがすごく伝わってきて、そこもまたいい!

そんな日常ミステリーですが、メフィスト賞なだけあって、最後にどんでん返しも準備されています。

ミステリー好きにももちろんそれ以外の人にもお勧めできる小説でした。

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虫とりのうた

1人の少女が殺された事件から始まるサイコスリラー系のお話になります。

この少女が殺されたきっかけとなったのが虫とりのうたという童謡で、この歌のことを知ってしまうと死んでしまうという都市伝説が流行していました。

主人公は作家の卵なのですが、そんな都市伝説なんて信じていないけれど、小説のネタになると思い調べることに。

そこから色々な事実が分かり、この歌のことを詳しく知っていくことになります。

つまり、この作家の卵がどうなってしまうのかってことですね。

童謡も少し気味が悪い歌で、かしでえんまなおえましんって呪文が出てくるのですが、この呪文が頭から離れなくなってしまうこと間違いなしですよ。

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感想(0件)

QED 百人一首の呪

こちらもミステリー小説になりますね。

タイトルから想像できるように百人一首が絡んでいる内容になります。

ざっくり内容をお話しするとお金持ちの好事家がある日殺されてしまい、その際のダイイングメッセージが百人一首のとある札を持っていたことに始まります。

このミステリーのすごいところはこのダイイングメッセージを解読するために百人一首の謎を解き明かす流れ。

こんな解釈ができるのか!?ってほど緻密に作り込まれたストーリーになっています。

正直、日本の歴史や百人一首が好きでない方は読みにくい作品かもしれませんが、好きな方はハマること間違いなしですね。

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感想(2件)

まとめ

今回はメフィスト賞を受賞した作品を10作品紹介しました。

ミステリーが少し多かった気がしますが、どれも特徴的で他ではなかなか読めない変わった要素が詰まっていたかと思います。

気になる作品がありましたらぜひ読んでみてくださいね。

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