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【無痛分娩出産レポ】無痛分娩は本当に痛みなしで出産できるのか?


1.無痛分娩を選んだ理由や背景

色んな人の出産体験談やレポート記事で「陣痛の痛みは骨折の痛みに値する」「出産のときの痛みは地獄」と見聞きするうちに、出産について全く良いイメージが持てず、正直恐怖と不安しかありませんでした。
そんななか無痛分娩という分娩方法を見つけ、少しでも痛みが和らぐのならと無痛分娩で分娩することを決意しました。

2.無痛分娩の手続きや準備

〇無痛分娩に対応できる病院を探す
まだ無痛分娩に対応している病院は多くありません。ネットで近くの産院を検索した際に、無痛分娩に対応しているかどうかを確認します。
私の地域の場合は近くに2件ほどしか無痛分娩できる産院がなく、そのうち1件は麻酔医が不在のため当面対応NGとのことで、車で30分ほどの少し遠めの総合病院の婦人科・産科にかかることにしました。

〇検診時、担当医に無痛分娩希望の旨を伝える
無痛分娩を希望することを担当医に伝えます。私の場合は検診初回(10週目)には希望を伝え、17週目の検診時に無痛分娩についての説明を受けました。
無痛分娩は無痛ではなく、和痛と認識してくださいと説明を受けました。陣痛促進剤を使って陣痛を誘発したのちに麻酔を打って痛みを和らげた後、出産する運びになるとのことで、陣痛の痛みは経験しなくてはならないと。私が通っていた病院では、無痛分娩の場合計画分娩となるとのことだったので、予定日よりも前に子宮口の状態をみながら分娩日を決定することになりました。

〇料金
自然分娩の場合が補助額420,000円+自費80,000円のところ、無痛分娩は補助額420,000円+自費135,000円でした。

3.陣痛開始から分娩室に入るまでの痛みの経過

結論から言ってしまうと、無痛分娩での出産は痛くないのか?という問いについての答えは、私の場合、NOでした。陣痛・出産の痛みはしっかり体験してしまいました。
これから出産に臨む方で無痛分娩を検討されている方の判断材料の一事例になればいいなと思い、私の無痛分娩体験談レポートを記します。

〇4:00 陣痛開始(まだ我慢できる痛み)
私の場合、出産予定日の2日前の朝方4時ごろにお印がありました。その後重い生理痛のような痛みが一定間隔で続きました。もしかしてこれが陣痛?と思い時間を計ってみると、約8分おきに痛みの波が。

〇8:00 病院に到着(悶絶する痛み)
念のため産院に電話をしましたが、まだ夜中だったのでしばらくそのまま様子を見るように言われました。
8時頃には陣痛が約6分くらいの間隔になっていたので再度病院へ連絡、一度診察を受けるために病院に向かうことになりました。
到着するころには陣痛の痛みも強くなり、車いすに乗せられて移動しました。しばらく陣痛に耐えながらNSTテストを受けていると、助産師さんから今日の夕方には産まれそう、とのお言葉が。

〇11:00 破水(叫ばずにはいられない痛み)
その後分娩準備室に移動しました。このころには陣痛も相当強い痛みが伴っていました。最初こそ声を押し殺して耐えていましたが、途中から叫ばずにはいられなくなり、一度叫んでしまうと止められず、陣痛が来るたびに叫び続けました。
そんな中、助産師さんが子宮口の状態をチェックしているときに破水。この子宮の内心も結構痛かった気がするのですが、陣痛の方が痛いのでこちらはあまり気にならずに済みました。

〇12:00 麻酔投入(スーパー無敵タイム)
麻酔はまだか、まだかと思って数時間がたち、12時頃やっと先生が来て麻酔を投入してもらうことになりました。背中から麻酔を打ち、数分たつとすぐに痛みを感じなくなりました。あれほど痛かった陣痛から解放され、ほっと安堵し、少し遅い昼食も口にすることができました。

〇15:00 分娩室へ移動(まだスーパー無敵タイム中)
痛みがないまま数時間がたち、順調に子宮口も開いてきていたため15時頃に分娩室へ移動。ただお腹から下の間隔がないため、おなかの張りもNSTテストの機械を見ていないとわかりません。張ってきたタイミングを助産師さんに教えてもらいながらいきむ練習を数度繰り返しましたが、いまいち力の入れ方もよくわからないまま、いよいよ本番。

〇15:30-17:00 分娩(突然のスーパー無敵タイム終了)
お腹が張ったタイミングでいきみを繰り返しますが、なかなか赤ちゃんが出てきてくれず。見かねた先生から恐ろしい一言が。
「麻酔が切れるまで待ちましょうか」
これ以上時間がかかると赤ちゃんと母体に危険が及ぶことからの判断だったのは理解できるのですが、 一気に地獄に突き落とされた気分の私。陣痛とともにいきめばどこに力を入れてもよいかわかるはず、とのことだったのですが、この無痛の無敵状態のまま出産できると思っていた私は軽くパニックに。しばらくすると麻酔も切れて陣痛の痛みが戻ってきました。
麻酔を打ってください!お願いします!!と叫びながら懇願したのを覚えています。いきみたい感じのときにいきんで、と言われましたが、その感じもよくわからず早く終われ、という気持ちでいっぱいでした。麻酔がきれてわけも分からずいきみ続けて数十分がたったころ、吸引機で引っ張られながらわが子が誕生しました。陣痛が始まってから13時間ほどたったころでした。

4.無痛分娩後の回復や経過、子どもの状態や健康について

〇母体の状態
私の場合はの分娩後の体調についてですが、最終的に出産するときは麻酔も切れて自然分娩と同じ状態だったので参考になるかはわかりませんが、特に問題はありませんでした。
2時間後くらいに夜ご飯も完食できました。会陰切開した痛みと恥骨痛がひどく、歩行が少し難しかったですが、食事やお風呂、トイレなどには支障はありませんでした。子供を抱き上げるときの腰の痛みもありましたが、1カ月後くらいには痛みも治まり普段通りに生活できました。

〇子供の状態
無痛分娩の場合、出産時に吸引機を用いるケースが多いらしく、例に漏れずわが子も吸引機で頭を吸われながら出てきました。出産直後は気持ち頭が縦に伸びていましたが、徐々に普通の丸い頭に戻っていきました。健康状態に特に問題等はありませんでした。

5.今後、無痛分娩を選択する人に向けてのアドバイスや注意点

〇無痛分娩は無痛ではない
無痛分娩で全く痛みがないかというとそうではありませんでした。多くの場合、陣痛がきてから麻酔を投入するため、陣痛の痛みは経験しなければならないことが多いようです。(計画分娩の場合は、陣痛促進剤で陣痛を起こしてから麻酔を投与するようです。)出産時も麻酔が効いた状態のままうまくいきむことができればおそらく痛みなしで出産することができるでしょう。初産の場合は私のようにいきみ方がよくわからず、麻酔が切れるまで待つ、ということになるパターンもあるようなので、麻酔が効いた後も油断は禁物です。
ただ、うまくいけば麻酔が効いたまま痛みを感じずに出産できる可能性もありますし、陣痛の痛みを感じない時間があることは体力の温存にもなり、痛みから解放されてリラックスもできるので精神的にもよいと思います。
以上、無痛分娩を体験した一個人の見解にはなりますが、無痛分娩を検討されている方の参考になれば幸いです。少しでもお産の痛みを軽減したい方は、無痛分娩を選択するほうがよいのではないかと思います。

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