2020年12月25日に公開されました
キングコング西野亮廣が脚本・原作の映画『えんとつ町のプペル』を見てきましたので紹介します。
絵本の時から色鮮やかで知名度もかなり高い作品でしたが、それが映画化されました。
映画化されても絵本の美しさを失うことなく、とてもキレイな作品になっていましたよ。
あらすじ
「信じぬくんだ。たとえひとりになっても」
ハロウィンの時期に主人公ルビッチは名もなきゴミ人間と出会う。
ルビッチはこのゴミ人間に『プペル』と名前をつけ仲良くなった。
そんな彼らの住むえんとつ町はいつでも煙がもくもくと上がり、煙で覆われていた。
そんな町だったので、ルビッチとプペルは空に輝く星を一度も見たことがなかった。
それどころか、星の存在自体だれも信じていないし、だれも想像すらしていなかった。
しかし彼らは星の存在を信じ、そして奇跡を起こす。
そんな物語となっています。
感想
※ネタバレを含みますので、取り扱い要注意です。
とにかく各シーンがとても綺麗で見入ってしまうほどでした。
ストーリーも想像していたよりしっかりとしていた印象です。
また、一人称視点で迫力のあるシーンが多く映像に惹き込まれる感じでしたね。
ただ、見ていて疑問に思う点が沢山ありました。
まず第一に、プペルは急に出てきたけど、結局何者だったの?
初めにプペルが生まれるシーンから始まりましたが、最後までなんだったのかわからなかった。
劇中で特に説明もなく、最後は星になっていきました。
次に、悪役が悪役になりきれてない感じ。
一番悪いやつ(国の一番偉い人)が初めからこの国のあり方に疑問を持っていましたね。
あと、伏線回収できてなくないか?
歴代の肖像画が映しだされるシーンとか最後のひと顔色悪かったけどなんだったんだよ。
最後に一番問題だと思ったのは、最終的に国の一番偉い人は煙を出すことを止めることを決めたのですが、その決断でいいの!?
もともと国を守るため(隠すため)に常に煙を出していたというストーリーだったのに、大丈夫なの?
と疑問が噴出&伏線ー!となってしまいましたね。
まぁただ、争いや貧富の差を無くすためにお金を期限付きにするって考えは純粋にすごいなって思ってしまった。
現実では期限付きポイントみたいなものだけれど、全てのお金が期限付きになれば貧富の差は無くなる可能性もあるのかなって。
実際は難しいのでしょうけどね。
あと、プペルはロボットなのに泣いたのは気に食わないです。