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【投資初心者~中級者向け】今からでもまだ間に合う投資の基本!

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投資という言葉や老後資金に関することが色々なメディアで紹介されることが多くなってきました。

今ではほとんどの人が投資を始めなきゃと考えていることと思います。

しかし投資と聞くと大きな資金が必要なのではないか。
ギャンブルみたいなものではないか。
とイメージする方も多いかと思いますので、今回はちゃんと理解して始めれば全然怖いものではないということを投資の基本を含め紹介していきます。

投資とは

投資とは大きく分けて長期投資と短期投資があります。
よくニュースで数億円稼いだと紹介されているのは短期投資の方々ですね。

これにはならないでください。
イメージ通りのギャンブル要素強めの世界です。

我々が行うのは長期投資です。
これは日々の損益には気にせず、10年、20年をみて数%の利益を求めていこうってものです。
正直に言って、動きが少ないのでつまらないかもしれませんが、だからこそ短期投資より安全な方法となります。

必要な資金

一般的に投資するお金とは余剰資金でやるべきと言われています。
そのため、下記の①、②を残し、それ以外のお金③で投資することが推奨されます。
①6か月分の生活費(生活防衛資金)
②直近使うまとまったお金
③投資のお金(余裕資金)

「①6か月分の生活費」は流動的に使用するお金になります。
このお金は銀行の預金に入れておき、生活費として使用します。
6か月というのは、何かしらの事情で給与等がもらえなくなった場合を考慮したものです。
再就職や失業手当がでるまでの期間に生活ができるようにするものです。

「②直近使うまとまったお金」はライフプラン上確定している出費になります。
結婚、家の購入、子供の大学資金などです。
これらは使うタイミングが決まっていますので、それまで預金よりは利率のいい安全資産で保有することが推奨されます。
安全資産:定期預金、国債、財形貯蓄など。

これらの資金を差し引いて、基本預けっぱなしになっている資産が③投資のお金(余剰資金)となります。

①と②の資金すら準備できなくて投資なんて始められないって方は、月々の数千円を投資する方法でもいいと思います。

投資の種類

長期投資の場合でも様々な商品に投資することができます。
商品によってリターンとリスクがありますので参考にしてください。

種類利回りリスク
預金(定期預金)約0.02%(約0.3%)
日本国債0.05%(最低)
不動産投資3%~8%程度低~中
個人向け債権1%前後低~中
株式投資5%程度中~高
投資信託ETF4%~7%程度
為替取引(FX)-
仮想通貨-
先物取引-


為替取引、仮想通貨、先物取引レバレッジ(借入して運用)ができたり、ボラリティ(変動幅)が大きいため、資産を2倍、3倍とできますが、その分資産が半分になったり借金になることもあるため、利回りを、-としています。

商品の説明

あまり馴染みのものについて、どのようなものなのかを説明します。

投資信託

国内株、国外株、不動産、債券、先物商品などの金融商品の詰め合わせ。 複数の商品をバランスよく組み合わせいるもの、AIやロボットなどテーマに沿った株だけで組み合わせているもの、日経平均TOPIX、S&P500などに連動したものなどの様々な商品があります。

ETF

投資信託のうち上場しているもの。
上場とは日本証券所(株式を売買できる場所)などでリアルタイムに取引ができるものです。
証券会社で株を購入した場合も、実際は証券会社が日本証券所で株取引をしているのですね。

個人向け債権

会社の債権。保有期間が決められており、各債権ごとに利回りが設定されてます。
会社にお金を貸してあげてるってやつです。

仮想通貨

ビットコインイーサリアムリップルなどの暗号通貨です。

為替取引(FX)

通貨の換金を繰り返して利益を上げるものです。
為替は国の経済状況や世界情勢により時間ごとに変化しているため、日々変動しています。

先物取引

金、原油日経平均先物などです。
詳しく説明すると難しいのですが、ざっくり言うと今後の価格を予想して投資する商品となります。
金や原油コモディティということも多々あります。

そのほか参考事項

仮想通貨・先物取引について

投資先を選ぶにあたっては、どのように利益が出ているのかの仕組みがわかるものがいいといわれています。
そのため、仮想通貨や先物取引など価格の変動理由が複雑なものは投資先としてリスクが高く推奨はできません。

為替取引(FX)について

自動的にレバレッジ(借入して購入)がかかるのでリスクが高いといわれます。
 また、ボラリティ(損益の変動)も大きいのが特徴的です。
一般的に危険・ギャンブルと言われていますが、資金管理を徹底できる人は低リスクで運用できます。

不動産投資について

 初期費用が多くかかるため、小さくコツコツと始めるのは難しいです。
良い物件を見つけることができれば、安定した不動産収入が入るので良いのですが、物件選びを失敗してしまうと終わってしまうというリスクがあります。
 お金はないがどうしても不動産関係に投資したいということであれば投資信託の中に、不動産に投資するREIT(リート)という商品がありますのでそちらに投資してください。

手順(投資信託の買い方)

ここでは投資信託の購入方法を紹介します。
株取引はスマホアプリでもできるぐらい簡単なので記載は省略します。

※わたくしがSBI証券ユーザーのため、この証券会社の場合となります。

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手段・戦略

ここでは、株式・投資信託ETF)、為替取引(FX)の手段・戦略を紹介します。
あくまで戦略なので、必ず利益が出るものではありません。

株式・投資信託ETF

ドル・コスト平均法

 毎月定額で商品を購入することにより、購入タイミングを分散させる方法です。
積立購入や積立NISAなどはこの方法を実施していることになります。
 メリットとしては、価格の上げ下げを気にしなくて良いということになります。

この方法は前提として短期の上下はあるけれど、長期的に見れば上がるよって商品に対して行うのが前提ですね。日経平均TOPIX、S&P500のようなもの。

高い時でも安い時でも購入し続けるので、結果的に平均値で購入している状態になり、長期的に見て上がる商品であれば、基本的にプラスになるという理論です。
デメリットとしては、短期間で価格が上昇すると割高の時に購入してしまい、価格が元に戻ったらマイナスになってしまったりするところです。

そのため、この方法は暴落暴騰が少ない日経平均TOPIX、S&P500に連動する商品に適しています。

イメージ図は以下のような感じです。
以下の図は簡略化するために100株100円スタートで、1株単位の取引ができるていで記載しています。
実際は日本株の場合、最低取引単位が100株となります。
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分散投資

 投資する先を1つ(株のみなど)にするのではなく債権・コモディティなど複数を組み合わせて投資する方法です。
 1つの金融商品がダメだったとしても他の金融商品で利益を上げていればトータルでプラスになったり、損失を抑えることができるというものです。
債権、コモディティ投資信託で取り扱いしていますので、購入も難しくありません。

 株だけ購入する場合でも、複数銘柄の複数業種に投資するなどすれば分散投資となります。


分散投資法(リバランス有)

 株:債権:コモディティを6:3:1の割合で投資し、年数回のリバランス(再配分)をする方法です。
 コモディティは金に投資することが一般的ですが、近年では仮想通貨を組み入れることもあります。

 リバランスの意味としては、リバランス時に値上がりしている商品を売り、値下がりしている商品を買うことになるため、結果として割高になった商品を売り、割安になった商品を買っていることになります。
また、分散投資することにより損失を抑えることができるというのも重要ですね。

投資の上手さとして、一時的にでもできる限り損失が少ない方がいいといわれます。
長期的に見ればもとに戻ったり、またはそれ以上に回復することがほとんどですが、 やはり人間なので損失が多くなると投資に向かう気持ちが減ってしまいます。
※一時的な損失と利益の割合が投資の上手さを表すといわれています。(シャープレシオ

デメリットとしては、リバランス時に売り買いの手数料がかかってしまうことですね。
タイミングを間違えると手数料負けしてしまいます。

これだけの説明だとイメージがわきにくいかと思いますので、具体例で説明します。

以下は株、債権、ゴールドの1年分のチャートです。

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このチャートより、3月下落時点の下落率と12月末時点の上昇率を確認してみます。
3月下落時点。
株:300ドル→200ドル(約33%下落)
債権:87ドル→70ドル(約20%下落)
金:17,000円→15,000円(約12%下落)

12月末時点ではこうなりました。
株:200ドル→340ドル(約70%上昇)
債権:70ドル→87ドル(約24%上昇)
金:15,000円→18,000円(約20%上昇)

では、この下落率、上昇率をもとに、初期投資を100とした割合による例を検証してみます。

3月下落前下落後リバランス12月末
株60 40 43.68 74.256
債権30 24 21.84 27.0816
金10 8.8 7.28 8.736
合計100 72.8 110.0736

ここに債権の配分金(年利5%)も入ります。

これに対し株のみの場合は以下のとおりです。
株100→67(3月下落時点)→113.9(12月末時点)

今回はかなり株が回復したので分かりにくいですが、リバランスした場合と株のみの場合でほぼ互角の結果ですね。
最大下落率を考慮すると株のみ:リバランスで67:72.8なのでリスクを考慮するとリバランスの方が優秀とも言えますね。

また株がここまで回復しなかった場合なども検討する必要はありますので、よりリスクが少ないといえます。

ダウの負け犬投資法

 12月31日時点でアメリカ株のダウ工業平均(日経平均アメリカ版みたいなもの)に採用されている銘柄のうち、配当利回りがもっとも高い10銘柄を購入します。
 翌年の12月31日に同様の基準で10銘柄に再投資(売買)します。
 ※引き続き配当利回りTOP10に含まれている場合は継続して保有します。

これはダウに選ばれた時点で優良な企業であるため、その中のうち、株価が割安な会社に投資をするという方法になります。
株価が割安かどうかは配当利回りで判断してます。
配当利回りは株価に対して決まる割合なので、これが高いということは株価が割安になっているってことですね。

この方法で運用した場合、平均8~9%の利回り(過去実績)にもなるそうです。驚きですね。

 この投資方法をアレンジし、S&P500やTOPIXで行う方法もあります
 ただ、このS&P500やTOPIXは採用銘柄が多いため、業績が悪い企業を選んでしまう可能性もあるため、想定通りの利回りが実現できるかはあやしいです。
 TOPIXで実践する場合、自己資本率60%以上の条件を入れるとパフォーマンスが向上するというのを見たことがあるので、その他の条件を要検討してください。
自己資本率60%あれば倒産とかはしないかなってことですかね。

為替取引(FX)

ループイフダン(自動売買)

 最初に決めたルールに基づき売買(換金)を自動で繰り返す方法です。
ルール次第で低リスク基本放置可能となります。

 具体的にいうと、ドルと円のループイフダンをした場合、1ドル100円の時にドルに換金し、101円になったら円に換金しなおす。ということをやります。
この換金により1円増えますよね。
これの金額を大きくし、繰り返すことによって利益を上げます。

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 低リスクの設定で年利5%。中リスクで年利5%~20%程度になります。
わたくしもこの方法による資産運用を行なっていますので、興味のある方は下記の実績を見てみてください。

投資初心者へのおすすめ

結果どれをやればいいのかとわからなくなってしまった方に向け、初心者へのおすすめを紹介します。

おすすめの証券会社

初めに選ぶべき証券会社ですが、ネット取引可能な証券会社にしてください。

大手証券会社の窓口などでも株などを購入することができますが、手数料が信じられないほど取られます。

それに対して、ネット専用の証券会社などは圧倒的に手数料が安い!

つまりはネットの証券会社一択ということになります。

有名なところで言うと、SBI証券楽天証券ですね。
楽天証券で積立をすると楽天ポイントも貯まりますよ。

おすすめ投資方法

・積み立ての投資信託(積立NISA推奨)

もうこれ一択なんですよね。
購入する商品はS&P500に連動する商品です。

ただ、これは投資としては一番確実だと言われているのですが、楽しくはないですよね。
ただ積み立てていき、必要になった時に売ってお金にするだけなので。

もし投資をしている実感とかを味わいたいのであれば、個別株の購入ですね。

普段使っている商品のメーカーであったり、よく広告を見るなーっと思うものを会社を応援するって意味で購入するのが良いのではないでしょうか。

他にも株主優待を目当てに始めるのを悪くないかもです。

人気のある株主優待

  • すかいらーくHD
  • 100株で2,000円分の飲食代割引カード(6月と12月の2回)
  • マクドナルド
  • 100株で引換券の冊子を一冊(6月と12月の2回)
    1冊にバーガー類、サイドメニュー、飲物、3種類の商品の無料引換券が1枚になったシート6枚あります。
  • ビックカメラ
  • 100株で年間3,000円分の商品券(2月2,000円8月1,000円)
  • イオン
  • 100株でイオン3%オフとなるオーナーズカード付与(2月と8月の2回)
    有効期限は半年。イオンで現金使用時に利用可能。
  • 吉野家HD
  • 100株で3,000円分の商品券(2月と8月の2回)
  • JAL
  • 100株で国内片道航空券が半額となる優待券(3月のみ1回)
    ※株数を増やせば9月にも優待あり。
  • ANA
  • 100株で国内片道航空券が半額となる優待券(3月と9月の2回)

株主優待は廃止・変更になることもありますので、ご注意ください。

実績

私の投資実績になります。
アメリカ株のETFとFXのループイフダンを実践していますので、興味のある方は見てみてください。
dyblog.hateblo.jp

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NISA・iDeco

iDeco

 iDeco(イデコ)とは個人で積み立てる年金制度です。
 毎月積立を行い、その資金を運用することによって老後の資産を増やすことを目的としている制度です。

始め方・やり方

 まず初めにiDeco(イデコ)に対応している証券会社で口座を開設します。
開設が完了したら、毎月の振込金額の設定や、どの金融商品を購入するかの設定を行います。
あとは基本自動で進んでいきますね。

購入可能な商品

購入可能な商品には様々なものがあります。
リスクがない定期預金型の商品や株や債権、複数商品の組み合わせである投資信託があります。

リスクを取りたくないのであれば、定期預金系の商品を選び、元本割れの可能性があっても利益が出るものがいいということであれば株や債券などの商品を選んでください。

また、分散投資をしたい方や選択肢が多くて決められないという方はバランス型の組み合わせ商品を購入することもできます。

iDeco(イデコ)のメリット

・掛け金が税金を下げる効果がある(社会保険料控除となる)
・運用益が非課税となる

税金を下げるとはどの程度なのか
●年収500万円所得税率10%の人の場合
所得税には2.1%の復興特別所得税も加算されます。

税率:所得税10.21%+住民税10%=20.21%

つまり、10万円分iDeco(イデコ)を掛けると、10万円×20.21%=21,200円も税金が減ります。

※所得控除が多い方や住宅ローンなどで所得税・住民税が発生していなければ想定より税金の減額がすくない場合があります。

iDeco(イデコ)のデメリット

条件を満たすまで引き出すことができないということです。
〈引き出す条件〉
・60歳を迎える
・障害者となる
・死亡する

条件はなかなか厳しいので、生活費がぎりぎりの方や大きな出費の予定がある方はどうするか要検討です。

NISA

NISA(ニーサ)は少額投資非課税制度といいます。
名前のとおり、一定の投資金額までは利益に税金を掛けませんよってものです。

始め方・やり方

 まず初めに証券会社でNISA口座を開設します。
 開設が完了したら、あとは購入時にNISA口座が選択できるようになっているので、そちらを選択して購入するだけです。

積立NISAの場合は積立NISAの積立額、購入タイミングを設定する画面があることがほとんどなので、その設定をしたら完了ですね。

一般NISAと積立NISAの違い

一般NISAと積立NISAがあり、投資方法によって選択する必要があります。

一般NISA積立NISA
投資方法通常購入・積立購入積立購入
年間上限投資金額120万円40万円
非課税期間最長5年間最長20年間
対象商品国内・国外株式、投資信託国が指定した投資信託

※2024年からNISAの税制改正があり、一般NISAが積立NISAを一部含むハイブリット型に変更になります。
※年間上限投資金額は各商品の購入金額の合計です。
※一般NISAと積立NISAを変更したい場合は、切り替え手続きが必要です。
※非課税期間を満了した場合、ロールオーバー(再投資)か一般口座への移行、または売却を選択することになります。
 ロールオーバー(再投資)は引き続きNISA口座を利用するもので、ロールオーバーした年の投資金額として計算されます。

NISAのメリット

・引き出す条件等はありませんので、iDeco(イデコ)と比較すると始めやすい。
・利益に税金がかからない。
税金がかかると、10万円の利益が出た場合、約20万円ぐらいが税金で持ってかれてしまいます。


NISAのデメリット

ほぼデメリットはありません。
唯一あると言えば、損失を出しても、他の株取引の利益とその損失を相殺することができないことですね。

株取引を短期間で繰り返している方にとっては大きなデメリットかもしれませんが、長期投資の場合は考慮しなくていいですね。


今回は投資の基本として、金融商品や戦略、制度について説明させていただきました。

投資の第一歩を踏み出したいという方は参考にして頂ければと思います。
※本記事はさまざまな金融商品、投資方法を紹介しておりますが、特定の商品や方法を推奨するものではありません。
※投資は自己責任となります。最終判断はご自身にて。

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