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【小説】『ネバーランド』(恩田陸)評価・レビュー

恩田陸さんの『ネバーランド』を読みましたので、レビューを記載します。

 

まず、恩田陸さんとは。

夜のピクニック』や『蜂蜜と遠雷』などが代表作の小説家さんですね。

ジャンルも幅広く、色々な賞も受賞しています。

 

今回はそんな恩田陸さんの『ネバーランド』ですね。

この作品のジャンルは青春ミステリとなります。

あらすじはこんな感じ。

 

■あらすじ

伝統ある男子高校生4人の冬休みの話となります。

彼らの学校はおそらく全寮制で冬休みになると

みな帰省するのですが、この4人は色々な事情により、帰省せずに寮に残ることを選びました。

 

普段の生活では多くの学生がいて、4人の距離感も一定程度保たれていたのですが、

4人だけで冬休みを過ごすとこの関係性が大きく変わっていきます。

自身が抱えている悩み・秘密が明らかになり、4人で共有していく、そしてこの生活や秘密の共有を通して4人の信頼関係が築かれていく。

そんな青春ミステリとなっています。

 

■感想

重い。話が進むにつれて秘密が明らかになっていくのですが、結構な秘密をみんな抱えているんですよね。

自分だったらと考えると想像を絶しますね。よくグレたり人間不信にならんかったなと思ってしまいます。

それによく他の人にこれらの重い秘密を共有する決意ができたなとも思いますね。

それだけ、4人の信頼関係が築き上げられたんだとわかります。

読むと一緒に秘密を共有している気持ちになり、聞きたくはないけど、やっぱり気になってしまうそんなストーリー。

重めの内容が好きな方は是非読んでみてください。

 

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