伊坂幸太郎の殺し屋シリーズの最新作ですね。
『AX(アックス)』を読みましたので、
ご紹介しようと思います。
■概要
殺し屋の父親の兜とその家族の話となります。
家族は妻と息子の3人家族で、家族二人は兜が
殺し屋であることは知りません。
表向きは文房具メーカーの営業ってことになってますね。
兜は秘密裏に斡旋業者から殺し屋や盗みの仕事を
請負い、確実に仕事をこなしていく。そんな
凄腕の殺し屋です。
そんな彼でしたが、彼はこの仕事から足を
洗いたいと考えていたんですね。
家族を持ち、命を奪うことの罪の重さを
ひしひしと感じたのです。
この足を洗うことをきっかけにストーリーは
進み出していくのです。
詳細はネタバレになってしまうのでこのぐらいで。
■感想
話の流れは大きく分けて、兜編と息子の克巳編から構成されているのですが、話の展開がいいですね。
兜編の途中から一気に読んでしまいました。
話の中では、兜の信念や考え方。
いい父親なんだろうなってのがすごく伝わってきましたね。
フェアじゃないといけないっていう信念と
殺し屋としてたくさんの命を奪ってきた
罪の意識から自分だけ幸せになるべきではない
のではないかという自身の考え、、、
いいじゃないか幸せになったって!
って思ってしまいます。
また、家族との日常のありふれたやりとりと
殺し屋の仕事やその片鱗が見える洞察力や
用意周到さ。このギャップも兜のいいところかな。
うん。とても兜よりですね。
このストーリーの結末がどうなるのか。
兜は殺し屋を辞めることができるのか。
自宅で過ごすことが増えてきてると思いますので、
ひまだなーって思ってる方は是非読んでみてください。
八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍で
活躍できるように日々努力していこう。
あとは盛者必衰は世の理のひとつですね。
社会で嫌なこととかあったらそう思おう。
と出てきた四文字熟語使って行こうかなー