2019年12月13日公開の『屍人荘の殺人』を見てきました。
この作品は第27回鮎川哲也賞受賞作で、「このミステリーがすごい!2018」、
「週刊文春ミステリーベスト10」、「本格ミステリベスト・10」と
ミステリーランキングで3冠を取ったという傑作なのです。
映画化するとどうなのかってところもあり、とりあえず見てきましたので
レビューしたいと思います。(小説は読んでません。笑)
あらすじ
ミステリー小説ではクローズド・サークルって言葉があります。
何らかの事情で外界との往来が断たれた状況、あるいは
そうした状況下でおこる事件を扱った作品を指します。
よくあるのが、吹雪や嵐で外に出れないなどですね。
このクローズド・サークルの作り方が今までなかった
斬新な方法なのがこの作品!
まぁ確かにこの方法でクローズド・サークルできたけど、
作品のジャンル変わってない!?ってなります。
(どんな方法かはネタバレ?になるかもなので、別途調べてください)
あらすじですが、大学生のサークルが山奥の別荘&音楽フェスに
行くのですが、フェス会場でとんでもない事件が起きます。
そこから別荘へ逃げるのですが、別荘から出れない状態になってしまうのです。
別荘に逃げ込んだのはサークルメンバーおよびフェスに参加していた
音楽ファンたち数名。
その別荘で殺人事件が!?この閉じ込められた別荘で、
どうやって殺人を・・・
ミステリーの王道パターンの作品となっています。
評価
ストーリー:★★☆☆☆(2)
演技・演出:★★☆☆☆(2)
音楽 :★★★☆☆(3)
面白さ :★★★★☆(4)
総合点 :★★★☆☆(3)
感想
斬新さはありましたが、ミステリー感は少なかった気がします。
なんとなく犯人はわかってしまい、面白要素は多かったのですが、
ミステリー好きの方が見ると少し残念な感じでした。
ただ、殺人の方法や犯人の特定については、映像をよく見ていたり、
出てくるヒントや人の動きなどその辺を見ていると推測することができます。
つまりは、ミステリー好きガチ勢は犯人や殺害方法が解説される前に
犯人当てができてしまうのです!
なので、この作品を楽しむにあたっては、解説が始まる前に犯人を当てると
思ってみてください!そうするとより楽しめること間違いなし!
ちなみにキャストは神木龍之介さん、浜辺美波さんとかですね。
どちらも色々な作品に出てる人気の人ですねー